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 人獣共通感染症(ズーノーシス)とは

  その字の表すとおり、動物から人に感染したり人から動物に感染する病気です。

  共に生活しているペットから感染するかもしれない・・・と思うとちょっと怖いかもしれませんが
  特に恐れる必要はなく、特別な予防を必要とするものは少数で普段の日常生活において
  予防できるものばかりといわれています。

  人獣共通感染症の種類は全世界で840種類以上ともいわれていますが、
  日本国内においては問題となる感染症はそのうちの60〜80種にとどまる、とのことです。

 おもな人獣共通感染症 ( 日頃、気をつけたいものを Pick Up )
1. ノミ刺咬(しこう)症 主な感染ルート 人 の 症状 動物 の 症状
ノミに刺されると、犬や猫は皮膚炎、場合によっては貧血を起こすこともあります

人の場合、まれにノミの卵が口から入って条虫が寄生し胃腸障害を起こすことがあります

ノミがいったん寄生してしまうと、クスリなどで駆除しない限り排除するのが困難となります

ノミはパルトネラ菌を媒介することでも知られており、猫ひっかき病の感染にも注意をしなければなりません

ノミには猫ノミ(すべての動物に寄生)と犬ノミ(犬のみに寄生)がいますが、日本でみられるほとんどが猫ノミとのことです
ノミ
(寄生して刺咬)
犬 猫 ウサギ フェレット

刺咬された部位が痒くなります

ノミの卵が口から入ると胃腸障害を起こすことがあります
刺咬された部位が皮膚炎を起こすことがあります

刺咬吸血によりショックで貧血を起こすこともあります

また、ノミの唾液が体内に入ることが原因でアレルギーが発生することもあります
予 防

● ペットの寝床やキャリーなど長時間居ることが多い場所は
  常に清潔にしてノミやダニの温床とならないようにする

● 犬や猫にあらかじめノミの駆除クスリを投薬する

  クスリは ・・・
  体に滴下して塗布するもの、 半生オヤツのように食べさせるもの、
  錠剤 など、さまざまですが、どのようなクスリでも
  体の大きさや体重により投薬する量が決まっています
  かかりつけの獣医さんに相談や確認してから投与しましょう


● ノミやダニなどの害虫を寄せにくくする忌避効果が期待できる
  アロマセラピーやホメオパシーなどを講じる

● 見つけたノミを退治する場合は、潰さずに洗剤入りの水に入れて駆除する
  (潰すとパルトネラ菌など他のバイ菌に感染する恐れがある)
2. 猫ひっかき病 主な感染ルート 人 の 症状 動物 の 症状
バルトネラ菌という細菌に感染した犬や猫に、咬まれたり、引っかかれたりして感染します

人が感染すると発熱、リンパ節が腫れるなどの症状がありますが、感染している動物の方は特にこれといった症状が見られないといいます

そのため、原因の特定や発見が遅れることもありますが、感染しても抗生物質で治療が可能とのことです

猫ノミがバルトネラ菌を媒介することが多く、ノミが活発化する季節(7〜12月)に発症率が高くなるとされます

小さい子どもや免疫力が低下している場合は、注意が必要です
猫ノミ (媒介)

犬 猫

傷口周辺に丘疹、膿、水疱でき、頭痛、発熱やリンパ節が腫れるなどします

重症化すると脳炎を併発し、痙攣や意識障害などの神経症状を起すこともあります
バルトネラ菌は犬や猫に対して病原性が無いといわれ、多くの場合が症状は見られないとのことです
予 防

● 犬猫専用のノミ駆除クスリを定期的、あるいは季節に沿って投薬する

● ツメの伸び過ぎは引っかき傷の原因となるため、こまめに切るなどの
  手入れをしてあげる

● 犬や猫によって体が傷付いたときは、傷付いた部分をよく消毒する

● 動物と遊んだり、ペットの排泄物の後始末をしたあとは手をよく洗う

● その他、ノミ刺咬(しこう)症 と同様の予防策を講じる
3. 皮膚糸状菌症 主な感染ルート 人 の 症状 動物 の 症状
皮膚糸状菌というカビの一種である真菌が原因で、感染すると円形脱毛の症状がみられることから別名リングワームとも呼ばれています

ジメジメと湿った環境の場合、犬や猫は犬小胞子菌ウサギは毛そう白癬菌という細菌に感染しやすくなります

感染した場合は動物も人も抗真菌薬で治療できるとのことです

免疫力が低い状態の動物や幼い動物に感染しやすい傾向があります
犬 猫 ウサギ フェレット

皮膚に円形の赤い発疹ができたり、その後、水ぶくれ、脱毛、痒みなど症状は多様です 多くの場合は痒みがともなう円形脱毛を起こします

なかには症状が現れず、気が付かないこともあるといいます
予 防

● ペットの寝床やキャリーなど長時間居ることが多い場所は
  常に清潔にして通気を良くし、細菌(カビ)が繁殖しないようにする
4. 疥癬(かいせん)症 主な感染ルート 人 の 症状 動物 の 症状
センコウヒゼンダニというダニが寄生することにより起こる皮膚病です

このダニは伝染性が強く、感染動物と接触したり、ブラシやタオルの使い回しにも注意が必要です

皮膚にトンネル状の寄生場所を作り入り込むため、激しい痒みや皮膚炎を発症します

しかし、このダニは乾燥に弱く、 皮膚から離れ乾燥してしまうと、およそ2〜3時間以内には死滅するといわれています
センコウヒゼンダニ
(寄生)
犬 猫 ほ乳類 鳥類

皮膚の角質層に穴を掘りその中に寄生するため、激しい痒みがあり、発疹、丘疹、脱毛等を起こします

激しく掻くことで皮膚が傷付き二次感染を起こすと化膿することもあります
人と同様の症状です
予 防

● 犬猫専用の害虫(ノミ、ダニ)駆除クスリを定期的、あるいは
  季節に沿って投薬する

● ペットの寝床やキャリーなど長時間居ることが多い場所は
  常に清潔にして通気を良くし、衛生的な環境を心がける

● 感染した動物には接触しないようにする

● 感染した動物が使ったタオル・敷物・ブラシなどには触れないようにする
5. 回虫(トキソカラ)症 主な感染ルート 人 の 症状 動物 の 症状
回虫に感染した動物の排泄物の中にある回虫の卵が、その排泄物の世話をする人の手を介して世話人自身の口からだけではなく他の人の口から体内に入り込み感染する場合があります

動物の糞中にある回虫の卵は本来の宿主ではない人の口に入ると、成虫になれずに体内を移動することから幼虫移行症とも呼ばれています

また、人が感染する他のケースとして、犬・猫の回虫に感染している家畜の肉や内臓などを生で食して感染することもあります

感染に気が付かず卵から幼虫となった回虫が臓器や脳に達すると危険な状態に陥ることもあります

また、アライグマなども犬や猫と同様に回虫を保有することがあるとされ、アライグマに接触した人が同様に経口により感染し重い障害となることもあるといいます

一般的に免疫力の弱い幼児や老齢者、病人などは感染しやすくなるといわれており、ペットを飼っているご家庭で該当するような人が同居をしている場合、生活環境によっては注意を払う必要があります
犬・猫: 回虫感染した犬や猫が草地でウンチを排泄
       
植物: 回虫の卵がウンチと共に草に付着
       
犬・猫: 愛犬(や愛猫)が回虫の付着した草を舐める、咬む、食べるなど
       
犬・猫: 愛犬(や愛猫)の口から体内に回虫の卵が入りこみ回虫感染する

生肉: 回虫に感染
       
人: 愛犬(や愛猫)のウンチの世話や接触により経口感染して回虫の卵が体内に入り込む、あるいは感染した生肉を食べる
幼虫が体のどこに侵入するかによって症状が違ってきます

● 内臓移行型の場合

発熱や食欲不振・倦怠感などがみられます
侵入する臓器によって症状が違います
肝臓に侵入するとコブのようなものをつくり、超音波で検査すると肝臓にいくつもの影が見つかることがあります。
肺に侵入すると咳や喘鳴を引き起こします
脳に達するとてんかんに似た発作を引き起こすこともあります

● 眼移行型の場合

幼虫が目に達すると視力の低下・眼の痛み・眼各部の炎症・硝子体の濁りや網膜剥離・眼球の動きにつれて目の前でゴミが飛ぶように見える飛蚊症(ひぶんしょう)と呼ばれる症状などを起し、重症化すると失明することもあります
通常、動物は無症状です

ですが、幼い場合は消化器系の障害を起こし、食欲不振、下痢や嘔吐などの症状がみられることもあります
予 防

● 動物病院で感染症などの定期的な検診
  ( 愛犬のウンチを動物病院に持参して検査してもらうこともできます )

● 動物と遊んだり、ペットの排泄物の後始末をしたあとは手をよく洗う

● 草地での散歩のときは、マナーの守れない飼い主の犬や猫、あるいは
  野生動物のウンチが放置されている場合があるので十分に注意する

● ペットに生肉(ローフード)を与える場合は安全で信頼できる入手元で
  あることを確認する、また、人の場合は生肉を食することは出来るだけ
  避けて加熱した肉を食べるようにする

● ペットの食器類や室内トイレは定期的に熱湯消毒や殺菌を施す
6. フィラリア症 主な感染ルート 人 の 症状 動物 の 症状
フィラリア症は犬糸状虫とい寄生虫が原因で発症します

すでに感染した犬の血液中にいるミクロフィラリア(フィラリアの幼虫)を含む血を吸った蚊が媒介役となり、その蚊が他の犬(や動物)を吸血することで感染します

フィラリアの成虫は犬の心臓や肺動脈内に寄生します

フィラリアが寄生することで血液の流れが妨げられるため心臓・肝臓・腎臓などに障害を起こし、死亡率の高い病気とされます

人への感染はまれですが、日本では2004年までに約100人の症例があるとのことです

感染の対象動物は野生動物であるタヌキ、キツネ、クマから犬、猫、フェレットなどの身近なペットまで広く感染します
感染犬や他の動物
(蚊が吸血
蚊(媒介)

人 犬 他の動物
ほとんどが肺に寄生し、咳や血痰・呼吸困難などの症状が見られます

また、発熱や皮膚の肥厚がみられ、象のような皮膚になる象皮病と呼ばれる症状が見られることもあります
血液循環障害を起こし、運動不耐性や咳、また、肝臓の肥大・腹水・肺動脈塞栓・血色素尿や貧血・呼吸困難などの症状が見られ、慢性化すると死亡することもあります

猫の場合は呼吸困難、咳などの呼吸器症状を起し、突然死することもあります
予 防

● 毎年、蚊が発生する5〜11月(気候など地方により違いがあります)の
  期間に毎月1回のペースでフィラリア予防の固形薬を愛犬に服用させる、
  または動物病院でフィラリア予防の注射を接種する

● 蚊を寄せにくくする忌避効果が期待できるアロマセラピーや
  ホメオパシー、動物用蚊取り線香などを講じる

フィラリア症については 犬の豆知識「犬の健康・病気の予防」
でその詳細を記載していますので参考願います
7. 狂犬病 主な感染ルート 人 の 症状 動物 の 症状
狂犬病ウィルスに感染した動物から咬まれたりすることで全哺乳類が感染の対象となります

咬まれた傷口から唾液中の狂犬病ウィルスが体内に入り、潜伏期間を経て発症すると、神経が冒され、やがて脳に至ると、沈うつや麻痺などの神経症状が現れ、その後100%死に至るといいます

日本においては1957年以後は発症していません (海外輸入で感染したケースを除きます)

ただし、アジア圏では犬や野生動物が原因で発生している地域や国は多数におよび、アジア以外の各国で今でも世界規模で発生している感染症です

ですので、輸入動物を通じて感染、あるいは海外への渡航先で動物に咬まれて感染する可能性もあります
感染した動物
 (咬傷
犬 他の動物
 (咬傷
人 犬 他の動物
発症すると、沈うつ、興奮、体の痙攣や麻痺などの症状が見られ、やがて死に至ります 人の症状と同様に発症すると、やがて死に至ります
予 防

● 毎年、飼い犬の狂犬病ワクチン接種をする (日本は法令で義務づけ)
 
● 人が発生地域へ海外旅行するなどのときは、事前に予防接種をする

● 野犬や見知らぬ動物との安易な接触には注意をする


※ 現在、狂犬病に感染してしまった場合は発症を抑える処方を
   すみやかに行うしか手立てがありません

注 ) 感染 と 発症 は違います

  感染しただけでは、すぐには症状 が現れません ・・・
  潜伏期間を経たのちに発症すると症状が現れ、やがては死に至ります。

狂犬病については 犬の豆知識「犬の健康・病気の予防」
でも記載していますので参考願います
8. エキノコックス症 主な感染ルート 人 の 症状 動物 の 症状
エキノコックス自体は北海道に見られる寄生虫の一種ですが、現在は交通網の発達などにより南下する恐れが危惧されています

感染の元となるのは、エキノコックスに感染したキツネなどの野生動物であり、キツネがエキノコックスの卵や幼虫を含むウンチを排泄したあと、そのウンチを野ネズミなどが食べてしまうことにより野ネズミが媒介役となり感染が拡大します

そして、犬が、感染した野ネズミを捕獲して食べるなどして犬の体内で成虫化します

その後、その犬のウンチ(排泄物)の後始末などで人にも感染してしまうとのことです

また、感染の特徴として犬同士やネズミから直接、人には感染しないといわれています

キツネが多く生息する地帯では、キツネや野ネズミの排泄物から流れ出たエキノコックスの卵や幼虫を含む生水を飲んで感染することもあるといいます
キツネ (野生動物)

ネズミ (野生)



初期の症状は特に無いとされます

潜伏期間が長く、
10年以上も経過してから「肝腫大」で死亡に至ることもあります
その多くは症状が無いとされます

症状として現れても、下痢をする程度です
予 防

● キツネ(や野生動物)、見知らぬ犬、野犬との安易な接触を避ける

● 危険地帯と指定されている、あるいは警告されているところでの
  ノーリードは避ける、ネズミなどに十分注意し決して口にさせないこと

● キャンプやアウトドアで生水や野草類を口にしないこと

● 危険地帯で出向いたり、生活環境など何らかの事情により感染する
  恐れに心当たりがある場合は定期的な検診で予防を心掛ける
9. Q 熱 主な感染ルート 人 の 症状 動物 の 症状
病原体はコクシエラ菌という細菌ですが、感染した動物は、ほぼ無症状であるため、外見では感染の有無がわかりにくいといわれています

人に感染した場合は発熱や倦怠感などの症状が現れますが、これらの症状からすぐに、Q熱に感染したと特定することは困難であるといいます

倦怠感が長期間続いている人の一部から、コクシエラ菌が発見されることもありますが、その感染源は広く、ペット、家畜、野生動物、野鳥、マダニなど多岐にわたります

万が一感染しても、現在は人も動物も抗菌剤で治療ができます
犬 猫 家畜 
( 糞便、乳、卵など )

39度近い高熱が出たあとに微熱や筋肉痛、倦怠感、疲労感が長く続き、なかなか症状が改善しない 犬の発症はまれで通常は無症状です

まれに死産や流産が起こるといいます
予 防

● 経口感染防止のため、口移しで犬や猫にご飯を与えたりしない
 
● 動物と遊んだり、ペットの排泄物の後始末をしたあとは手をよく洗う

● 乳や卵などは安全で信頼できるところから入手すること
  通常、市場で流通して販売されているものは安全です ・・・
  現地で調達したものなど衛生管理面でいきとどいていない場合などは
  注意が必要です
10. エルシニア症 主な感染ルート 人 の 症状 動物 の 症状
病原体はエルシニア菌という細菌で、感染すると食中毒の症状を起こします

エルシニア菌はブタや牛の腸内にいることが多く、ペットなどの動物から感染するよりも、人がこれらの生肉を食べて感染するケースのほうが多いといいます

また、エルシニア菌は健康な犬や猫であってもウンチなどの排泄物の中にいることが珍しくはないそうです
犬 猫 ウサギ(糞便)
生肉

強い腹痛、下痢、発熱、発疹などの症状が出ます 通常は症状がありません

ですが、消化器系で腸炎を起こすことがあるといいます
予 防

● ペットに生肉(ローフード)を与える場合は安全で信頼できる入手元で
  あることを確認する、また、人の場合は生肉を食することは出来るだけ
  避けて加熱した肉を食べるようにする
 
● ペットの排泄物には直接、触れないように注意する
 
● 動物と遊んだり、ペットの排泄物の後始末をしたあとは手をよく洗う
11. パスツレラ症 主な感染ルート 人 の 症状 動物 の 症状
病原体はパスツレラ菌(口腔内正常細菌)という普通に健康な犬や猫の口腔内にいる細菌です

健康な犬や猫が普通に保有する細菌であり
通常の健康体の状態にある人が感染などの問題となることは無いようですが、抵抗力が弱い状態にある人などは注意する必要があります

犬や猫に咬まれたり、引っかかれたりすることで感染する場合と、空気中に漂う菌を吸い込んで感染する場合があります
犬 猫 ウサギ

外傷の感染の場合、
疼痛、傷口の周囲が腫れる、化膿する、赤くなる、などします

空気感染の場合、
風邪、肺炎、副鼻腔炎、耳炎、などの症状が見られるといいます
通常は無症状です

もしくは、呼吸器系の症状が見られる場合があるといいます
予 防

● 過剰なスキンシップは避けるようにすること、特に幼児や老齢者、
  慢性疾患を抱えているなど抵抗力の弱い人は注意をする
 
● 部屋をいつもキレイにして、空気を清潔に保つこと (空気清浄機の活用)
 
● 人を引っかく、咬むなどをさせないこと (感染のリスクを低くする)
12. トキソプラズマ症 主な感染ルート 人 の 症状 動物 の 症状
トキソプラズマという寄生虫に感染して発症します

感染源はネコの排泄物の場合もありますが、人への感染は人が生肉を食べることで生肉に寄生したトキソプラズマが体内に入り込んで感染するケースが多いといいます

感染するとリンパ節が腫れたりします

通常の健康体であればほとんど問題ないといわれていますが、体の抵抗力が弱い状態のときには注意する必要があります

妊婦やエイズ患者のかたなどは特に注意が必要で、妊娠している場合は妊娠の初期に感染すると、流産の心配や胎児への影響が懸念されるとのことです
猫 生肉

人 猫
通常は症状が無いケースが多いといいます

ですが、重症になると水頭症や脳炎を発症する場合もあります

また、妊娠中の場合は流産を引き起こす可能性もあるとのことです
通常は症状がありません

ただし、まだ、抵抗力の弱い子猫の場合、呼吸困難、視力障害、神経症状などが現れることもあるといいます
予 防

● ペットに生肉(ローフード)を与える場合は安全で信頼できる入手元で
  あることを確認する、また、人の場合は生肉を食することは出来るだけ
  避けて加熱した肉を食べるようにする

● 生肉を扱った包丁はよく洗ってから、次のものを切る

● 経口感染防止のため、口移しで猫(や犬)にご飯を与えたりしない

● 猫の排泄物に直接、触れたりしないように注意をする
  排泄物はすみやかに後始末をする

● 寄生虫を媒介するゴキブリやハエの駆除をする

● 飼い猫が長時間(数日)、外に出てから戻ってきたような場合、
  拾い食いや他の猫(動物)と接触した痕跡がないかよく確認して、
  気になるようなら早めに動物病院で検診をする

● 猫を飼われているご家庭では妊娠前後の検診を忘れずに・・・
  妊娠の可能性がある場合は念のために猫が感染していないことを
  動物病院で検診しておくと安心です
  ただし、必要以上に神経質になる必要はなく普段から清潔にしていれば
  感染の問題はほぼ無いといわれています
13. オウム病 主な感染ルート 人 の 症状 動物 の 症状
オウム病クラミジアという病原体が引き起こす感染症です

感染している鳥のフンなど排泄物からクラミジア菌を直接吸い込む、あるいは鳥に口うつしでゴハンを与える、または、咬まれるなどして人が感染します

30歳以上の成人に多く発症するという特徴があり、風邪に似た症状であるため、風邪と勘違いをして風邪グスリを服用してもまったく効力が無く発見が遅れることもあります
オウム 鳥類

感染してから1〜2週間で発熱や咳がでます

重症化すると肺炎や髄膜炎を発症することもあります
多くの場合が症状は見られません

ですが、羽毛を逆立てたり、下痢をすることがあります、また
重症化すると死ぬこともあります
予 防

● 経口感染防止のため、鳥に口移しでゴハンを与えたりしない
 
● 鳥カゴのフンなどの排泄物はこまめに掃除して清潔を保つ
 
● 鳥(ペット)の世話や鳥(野鳥)に触れたあとには手をよく洗う

現在、オウム病に対するワクチンは無く、ワクチン投与で免疫を体内に持つ
ことはできませんが、感染した場合は抗生剤(テトラサイクリン系・ニューキノロン系など)の投与により治療します
14. 人インフルエンザ 主な感染ルート 人 の 症状 動物 の 症状
犬や猫が人のインフルエンザに感染することは無い(症例が無い)とされていますが、フェレットは人のインフルエンザに感染するとのことです 人 (インフルエンザ)

フェレット
喉の痛み、発熱、
悪寒、咳、頭痛
・・・ などなど
フェレットも人と同様に発熱と咳など症状が似ています
予 防

● フェレットの世話をするときは手を洗い、マスクをする

● 人がインフルエンザにかかっているときは、接触をしないようにする

上記以外にも、マダニによって媒介される犬の細菌感染症であるライム病などがあり、
犬の症状として発熱、関節炎、歩行異常、神経過敏、痙攣などを起こし、人に感染し増殖すると
慢性化することもあるといいます。

上の表をご覧になって判ると思いますが、症状は動物よりも人のほうが重くなるようです。

ですが、人獣共通感染症(ズーノーシス)は特別な予防策を講じなければならないのはわずかであり
そのほとんどが普段からの衛生や清潔を保つことで予防できることにも気が付くと思います
・・・ ペットと暮らす上で必要以上に神経質になったり過敏になる必要はありません。

人間と同様にペットも快適で清潔な衣(は必要があれば)食住の環境が整ってさえいれば
健康ライフを過ごすことができます。


【 他の参考情報 】

↓ コチラからも参考となる記事や上の表には無い他の共通感染症を確認することができます


厚生労働省 動物由来感染症

東京都福祉保険局 東京都動物愛護相談センター 人と動物との共通感染症